「コレが俺の仕事環境カイゼン術!ワークスタイル ミートアップ!」参加メモ
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株式会社ガイアックスの主催するイベント「コレが俺の仕事環境カイゼン術!ワークスタイル ミートアップ!」に参加したメモです.
イベント概要
- 2019/09/03(Tue) 19:30-20:40 (懇親会は参加できなかった)
- Nagatacho GRID Space0(地下1F)
- ビル外階段からは入れなかった
- 一度ビルの中に入ってからエレベータでB1Fへ
- イベントページ
- Twitterハッシュタグ: #仕事カイゼン術
所感
- ChromeExtensionが結構簡単に作れそうなので,やってみようと思った
- 自作キーボードを前から作りたかったけど,さらにやる気になった
LT
勝手にサービスをカスタマイズ、簡単な仕事効率化術 by @shoito
- スライド
- Developers.ioはWordPress使ってる
- WPのカテゴリが多いので,インクリメンタル検索機能を追加した(ChromeExtension)
- 勤怠をSlackでやってるので,入力補助ツールを作って効率化した(ChromeExtension)
- 「ポイント: 自分がユーザになれる」に共感
ChromeExtensionsを作って業務改善 by @akms
- PDFが閲覧じゃなくてDLになっちゃう問題
- レスポンスヘッダ書き換えでブラウザの挙動を変更した
content-disposition
content-security-policy
- manifestの解説記事は少ない
- 会社のファイル管理システムが,Macで使うとファイル名が文字化けしてDLされるから,もしかしたらChromeExtensionで対応できるかも!?と思った
自分の辿り着いた珍しいモニタ、キーボード、マウス運用 by @bringer1092
- スライド
- マウスのタイプによる負荷は個人差が大きい
- モニタは縦型もよい(ゲーム,動画以外)が,縦が長いとそれはそれで辛いし,4:3で20インチ以上はEIZOしかないなど,悩ましいところもある
- 推奨するモニタの組み合わせ図面白い
- 科学的な根拠に基づいて検証していけると面白くなりそうな領域だなあ,と思った
遠方リモートワークの仕事環境 by @xtetsuji
- スマートウェアラブルエアコン!
- 北海道でリモートワークしたが,特に問題もなく実現できた
- リモートワークツールは一般的なものたち
- 行ったら北海道が猛暑だったオチw
ergodashでカイゼン by hirudai
- 13,000円
- 遊舎工房
- 作成は半日くらい
- 問題: 親指がEnter押してしまう(親指の位置がEnterなんだろうか??)
- ガジェットとは心を前向きにしてくれるもの!
- 今週末か来週末に遊舎工房行こう,と思った
アジャイルはじめの一歩 by フクイ
- エンジニアサクセス(ハッピーと成長)がアジャイルの必要条件
- KPTでTryが増えたらYWT
- おやつ神社(集中を阻害せず,かつコミュニケーションの場を作るための「給湯室」の役割)
- アジャイルの説明におけるアナロジーがわかりやすかった
- アジャイル否定派へのアプローチが参考になった
- 課題リスト作りましょう
- ふりかえりしましょう
- おやつここに置くね
- ↑これらは否定されない
エンジニアの目標設定が辛かったので考えてみた by ベルフェイス株式会社CTO 松田優作氏
ファラデーケージの自作
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某国によるEMP(電磁パルス)攻撃や太陽フレアの脅威を不安視して,ファラデーケージを自作してみました.
原理的には導体で密閉された空間に保護対象の電子機器等を絶縁して配置すれば良いようですが,EMP攻撃や太陽フレアから保護するに十分な条件がわからないため,なんとなくで作っています.
保護対象は記録装置(HDD)です.
材料
- AG 21-0 目盛付 角型キッチンポット 24cm (手付)
- ステンレス製で密閉できるものを選択
- HDDを入れることと,内部の装飾や絶縁素材の分だけ容積が必要なことを考慮
- 大きい方が板厚も厚くなるので,ギリギリよりも少し大きいものを選んだ
- アルミテープ 50mm幅*20m*0.08mm厚さ
- 鉄だけでなくアルミでも密閉するため
- ビニールテープ幅広S 黒 38mm×20m
- 絶縁のため
- ダンボール
- ケージ内部に絶縁空間を作るため
- アルミホイル
- アルミテープだけでは携帯電話の電波を遮断できなかったため
全部で8,000円くらいでした.
(写真+アルミホイルが材料)
作り方
キッチンポットの内側に隙間なくアルミテープを貼ります. 1重では携帯電話の電波は遮断できなかったので,2重に貼りました.
しかし,2重でも携帯電話の電波が遮断できなかったので,さらにアルミホイルを2重に貼りました.
内部に絶縁して保護対象機器を入れるため,ダンボールとビニールテープで箱を作って入れました.
これで蓋をした中に携帯電話を入れたところ,ほぼ電波遮断(まだ角度やタイミングによって繋がってしまうこともある)できました.
効果
携帯の電波はギリギリ遮断できましたが,EMP攻撃や太陽フレアから保護できるかどうかは正直不明です.
こちらのサイトによると素材による遮蔽特性も考慮する必要がありそうなので,素材の厚みや組み合わせを再考して,科学的な根拠に基づいたケージにいつか作り直してみたいです.
refs
先月読んだ本と今月の読書予定(2019年9月)
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先月の読書実績
漫画,雑誌は除いています.
実績 | Fav | 本 |
---|---|---|
▶️ | Real World HTTP ミニ版 |
今月の読書予定
新規・継続 | 本 |
---|---|
▶️ | Real World HTTP ミニ版 |
🆕 | ひとさじのはちみつ |
🆕 | 問題解決力とコーディング力を鍛える 英語のいろは |
個人的な整理整頓ルール
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整理整頓はとても重要です. 整理整頓が正しくできていないと,無用なコスト(時間や空間やお金など)により仕事の効率が低下してしまいます.
子どもの頃はよく「整理整頓しなさい」と両親や先生から言われていましたが,ほとんどやっていませんでしたし,その重要さにも気づいていませんでした.しかし,大人になり(特に時間とお金の)制約を感じるようになると,整理整頓の重要さを理解し始めました.
整理整頓に関するテクニックは世の中にたくさんあると思いますが,ここでは私が実践している整理整頓ルールを紹介します.
整理・整頓とは
言葉の正しい意味は辞書を引いてもらうとして,私は次のように捉えています.
「整理」とは,要るモノと要らないモノを識別し,要らないモノを処分することです. 処分とは,捨てるなり売るなりして手放すことです.(最近はメルカリに代表される個人間取引のフリマアプリなど,処分の手助けになるツールが充実していますね.) 整理において難しいのが,要る・要らないの判断基準ですが,これについては後述します.
「整頓」とは,モノのあるべき場所を決め,あるべきモノがあるべき場所にある状態を保つことです.使う時にはワークスペース(机の上など作業を行う場所)に移動させますが,使った後は元の場所に戻します.
考え方
基本的には次のような考え方をもとにルールを作っています.
人間は基本的に怠惰であり,優柔不断であり,一貫した判断ができない. そこで,整理整頓ルールは都度判断が必要とされない実行条件を定義する.(他人でも同じように実行されるようなルールにする.)
整理を邪魔する「いつか必要になるかも」という考えを捨てる. 「マーフィーの法則に従うのなら,それが必要になるのはそれを手放したときになるであろう」と考える. つまり,手放さない限りそのときは来ない,と割り切る. 一定期間必要性が生じなかったモノは,今後必要になる可能性も低いと考える. 保管コスト(場所,探す時間)が高くなってしまうので,必要になる可能性が低いものは処分し,改めて必要になったらまた買うように考える.
モノの置き場所は分類(書類,筆記用具,アクセサリなど)によってではなく,使用頻度によって決める. 使用頻度の高いモノを使いやすい場所に置き,使用頻度の低いモノを収納性の高い場所(倉庫,押入れなど)に置く.
モノの置き場所
モノを置く場所は次のように4つ設定しています. これは家の広さや世帯構成や普段使うモノの多さによって,人それぞれだと思います. 私の場合は単身マンションで持ち物も少ないので,置き場所の数とそれぞれの容量は少ない方なんじゃないかなと思います.
アクセスのしやすい順,収納スペースの小さい順です.
- ワークスペース=卓上
- 今現在使っているモノを置く場所
- 1週間以上使わないモノは,ワークスペースには置き続けない
- ファストストレージ
- 少なくとも1ヶ月に1度程度は使うモノを置く場所
- 比較的すぐに取り出すことができる
- 数日以上格納しておいてもホコリが積もらないような,引き出しや扉付き戸棚
- メインストレージ
- 少なくとも半年に1度程度は使うモノを置く場所
- 大きなモノや,使用頻度が低いモノを置く
- ウェアハウス
- 非常に大きなモノや,使用頻度が年に1度程度のモノを置く場所
- 最も大容量
ルール
考え方とモノの置き場所を前提として,次のようなルールを決めて定期的に実行しています. 前述の通り,実行条件を決めることで,このルールに則った行動をする際に都度判断が必要とされないようにしています.
週に1度やること
- ワークスペースにあり,今週1度も触れていないモノをファストストレージに移す
- ファストストレージに入り切らない場合は,そこにあるモノのうち,最も昔に使ったモノをメインストレージに移す
1ヶ月に1度やること
- ファストストレージにあり,今月1度も触れていないモノをメインストレージに移す
- メインストレージに入り切らない場合は,そこにあるモノのうち,最も昔に使ったモノをウェアハウスに移す
半年に1度やること
- メインストレージにあり,ここ2ヶ月で1度も触れていないモノをウェアハウスに移す
- ウェアハウスに入り切らない場合は,そこにあるモノのうち,最も昔に使ったモノを処分する
年に1度やること
- ウェアハウスにあり,ここ1年で1度も触れていないモノを処分する
- それ以外の場所(洗面台の下,台所の下など)もチェックして,ここ1年で1度も触れていないモノを処分する
例外: モノを取り出すのが面倒だなと感じた時
- 使用頻度が変わっているモノであれば,ウェアハウスからメインストレージへ,メインストレージからファストストレージへ移動させる
- そうでなければ勘違いなので何もしない(単に整頓の重要性を忘れている可能性が高い)
上4つはタスク管理ツールで実行タイミングを管理しています.
ただし,やはり人間なので,そんな機械的にできない場合もあります. そこで,「メインストレージにあるけどもう絶対いらないからすぐ処分する」とか「もうしばらく使わないからワークスペースからウェアハウス行きにする」など,処分側に早めるようなことはOKとしています. その代わり,「1年使っていないけど,要るかもしれないからウェアハウスに留めておく」とか「また後で使う(と思う)からワークスペースに出しておく」という方向は絶対にNGとしています.
デジタルなモノへの適用
この整理整頓ルールは物理的なモノに限らず,デジタルなモノ(コンピュータ内のファイル,Webサービスのアカウントなど)にも適用できると思っています. まだ実践していませんが・・・.
Excel/PowerPointを不適切に使わないでほしい
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システム開発の成果物や社内ドキュメントなどの作成において,不適切にExcel/PowerPointが使われているケースが多くあります.
「Excel文化」なんて言葉があるようですが,私の職務環境においては「Excel文化」のみならず「PowerPoint文化」もあるらしく,計画書やガイドライン,レポートの類がPowerPointで書かれていることがよくあります. (もちろん設計書類はほとんどExcelで書かれています・・・.) はっきりいって,この類の書類をExcel/PowerPointで書くのは犯罪レベルだと感じるので,本当にもうやめてほしいと思っています.
この懸念について,何が問題で,改善案に何が考えられるのかを,きちんと述べられるようにしておきたかったので,この記事でまとめておきます.
問題点
大きな問題は保守性と閲覧性の低さです.
初版作成者は気づきにくいかもしれませんが,編集する際に影響範囲の特定や修正を手作業で行う必要性があるため, 修正の手間がかかる上,修正漏れや修正ミスが発生しやすくなります. また,保守性の低さに伴い,読みづらさや読み手の解釈間違いが発生しやすくなります.
さらに,Excelのシート切り替えやPowerPointのスライド切り替えは閲覧性を損ないます.
つまり,不適切にExcel/PowerPointを利用することは,品質や生産性を低下させると考えます.
具体的には次のような問題があります.
文書構造の壊れやすさ
Excel/PowerPointでは,文書の構造化(章立ての表現)と通し番号付けがサポートされていません. にも関わらず,無理やり手動で通し番号付けを行って文書構造を表現しようとしているケースがあります.
このように無理に文書構造を表現すると,章節の追加や削除により番号がずれ,ずれを手動で修正していく必要性が発生します.
参照関係の壊れやすさ
文書構造の壊れと同時に,見出しを参照先としている箇所も壊れやすいです. また,ページ番号を参照先としている場合も,ページの追加や削除によって容易に壊れてしまいます. (例えば目次や「1-3 ○○の説明 を参照」「詳細はP.32を参照」などど手動で参照先を記述している場合.)
リストや行を追加したときのスライドの調整の手間
PowerPointは投影単位(スライド)間で文が自動ページングされることはないため, リストが増えた場合や,(文や表の)行が追加された場合に,手動でスライドを追加して,アイテムや行を次のスライドに移し替える必要があります.
テキストオブジェクトの設定によって,スライドに収まるようにフォントサイズを自動調整することもできますが, スタイルが統一されない上,閲覧性を低下させるため,そのような設定はしないほうがよいと思います.
スタイルの壊れやすさ
PowerPointにはスライドのスタイル定義はありますが,文に対するスタイル定義はありません. Excelにはスタイル定義自体がありません.
スタイル定義が無いために,個別にフォントを変えたり,(Excelの場合)セル幅でインデントや余白を表現したりするケースが多いと思いますが, 修正時に同一のスタイルを持つべき箇所に対して,フォントやセル設定を手動で修正していく必要性が発生します.
差分確認の難しさ
プレーンテキストファイルではないので,2つのファイルや過去との差分を確認することが難しいです. テキスト部分だけを抽出して比較する方法もありますが,一工夫必要な上,テキスト以外の変更が検出できません. (スタイルの変更や画像の追加など.)
改善案
VCSとの親和性やスタイルとコンテンツの分離という観点で,軽量マークアップ言語を使うのがベストだと考えています. しかし,非エンジニアには(場合によってはエンジニアであっても)障壁や苦手意識が高いと思うので,2つのステップで考えてみました.
ステップ1: Wordを使う
ステップ1では,まず構造化文書を意識して,適切な文書作成を意識付けるためにWordを使います. (多くのケースにおいて,ビジネス文書やシステム開発書類はExcel/PowerPointよりWordで書く方がよいと考えます.) WYSIWYGのメリットは残しつつ,スタイルとコンテンツの分離を意識した文書作成の癖をつける効果があると考えています.
この際,表計算を使いたい場合は,OLEオブジェクトの埋め込みを行います.
ステップ2: 軽量マークアップを使う
ステップ2では,MarkdownやreSTなどの軽量マークアップ言語を使います. どの言語を使うかは,文書の規模やチームのポリシに依ります.(Markdownは貧弱で方言が多いが導入障壁は低い.reSTは複雑大規模な文書が作成しやすいが導入障壁が高い.)
軽量マークアップ言語を使うことで,Office製品を使った時の様々な問題が解決されます. また,VCSとの親和性が高く,文書と(ソフトウェアコードなどの)他の成果物とバージョン管理を統一できます.(SCMが実現しやすい.) これにより生産性と品質の向上が期待できます.
ただし,次のような欠点もあるため,チームの成熟度や文化によっては,ツールや仕組みを工夫する必要があります.
Excel/PowerPointは何に使うか
Excel/PowerPointが文書(成果物)作成に絶対NGなのではなく,適切であれば利用すべきであると考えます.
例えば表計算を主に行う場合は当然Excelを使うべきでしょうし, 少量の文字,画像,アニメーションを使ってプレゼンテーションを目的としたスライドを作成する場合にはPowerPointを使うべきでしょう.
ただし,「説明のためにプロジェクタ(大型モニタ)に投影する可能性があるからPowerPointを使う」や「表を書く(方眼紙上に体裁を揃える)ためにExcelを使う」, といった判断は間違いだと考えます.
僧帽弁閉鎖不全症の手術記録
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2019年8月に僧帽弁閉鎖不全症の手術を受けた記録です. 単なる自分のための記録ですが,同様の手術をされる方の参考になれば.
TL;DR
- MICS(低侵襲心臓手術)は低侵襲で回復が超早い
- 長時間同じ姿勢でいることで体に痛みが出たりする人は,持ち物やケアに注意
- 医療スタッフは情報連携が取れないことが多いので,こちらから音頭をとってあげる必要がある
手術までの経緯
- 2013年の健診で心電図検査がD判定(要経過観察)
- 「左脚前枝ブロック」という検査結果
- 2014年の健診では心電図検査はA判定(異常なし)で問題がなかったが,医師診察時に「心音がピュアでない」という表現をされ,近所のクリニックで受診
- 急性期病院における検査・診察と経過観察
- 2019年診察で,医師から手術の打診
- 転院先担当医の診察
- 手術を前提に検査,診察を受けた
- MICSが適用できるとの所見
- 手術による命に関わるリスクは0.5%以下で最低レベルとの評価
手術
病状
- 病名:僧帽弁閉鎖不全症
- 僧帽弁の合わさりがずれていて,左心室から左心房へ血液が逆流している
- 逆流量は90mm(67%)で重症レベル
- 弁は両方(前尖・後尖)とも捲れている(腱索が緩んでいるか切れている)
- 後尖は完全にベロンと捲れている
- 前尖は若干捲れている
- 後尖は手術的に容易(前尖のみ,というのが難しい)らしい
手術方法
- 実施医療行為:僧帽弁形成術(MICSアプローチ)
- 弁形成内容
- 前尖・後尖の腱索の形成
- 人工弁輪を使った弁輪形成
リスク
- 術前検査で,動脈硬化や肺血管や冠動脈や脳に異常は全くない
- 合併症のリスクは輸血の必要性が1割,不整脈は3割くらいの人がなる
- その他手術である以上リスクはあるが,病状や年齢や検査結果からは最低レベルのリスク
結果
- 予定通り問題なく手術が終わり,術中のリスク発現もなかった
- 術後の心エコーの結果,弁はぴったりと合わさっており,100点の手術と表現された
- 検査画像を見て「あ,弁ってこんなしっかり閉まるものなんだ」と思ったw
入院期間の時系列イベントと主観
入院から退院までのイベントと感じたことなどを表にまとめました.
MICSの侵襲の低さと回復の早さ
侵襲
手術において,以下の侵襲がありました.
- 皮膚切開・孔
- 右乳頭右上部に4cmの傷
- 右胸部に1cmの傷 x5
- 右鼠径部に2cmの傷
- 右頸部に0.5cmの傷
- 術後に入っていた管・針
- 人工呼吸器
- 尿カテーテル
- 点滴針(右頸部)
- 点滴針(左手手背,静脈)
- 点滴針(左手手掌,動脈)
また,術後から退院直前まで,以下のモニタをつないでいました(体表に付けるだけ.)
- 心電計(左胸部,左腹部,右胸部の3箇所)
- SpO2計(左手指先)
従来の胸骨正中切開に比べると,MICSによる手術は驚くほど傷が少なく肋骨も切らないので,侵襲は非常に少ないです.
回復
術後は次のような回復具合でした.
- 術後1泊ICUに入った
- 手術当日の夜には人工呼吸器が取れた
- 翌日には食事し,自立し,ゆっくりだが歩行もでき,一般病棟に戻れた
- 翌日昼時点で,左手手背の静脈点滴針以外のすべての管・針が取れた
- 術後4泊で退院できた
年齢的に若いこともあり,すぐに動けて一般病棟に戻れたのは,ICUのスタッフも驚いていたくらいの早さでした.
ただし,そうは言っても術後の辛さは相応にあるので,ある程度覚悟は必要です(MICSが低侵襲で回復が早いことを知っていただけに,術後の辛さを若干舐めていた気持ちもあり,結構キツイな・・・と感じてました.)
痛み・苦痛ランキング
入院中に痛み・苦痛がキツかったものベスト3がこちら.
- 人工呼吸器
- 取り外しまでの呼吸困難さ
- やはり呼吸できないのが一番つらい(死ぬ時は窒息死以外を希望・・・)
- ただ,気管に空気を送っている以上窒息するはずはないので,苦しくてもパニックにならないように,そのことを思い出すとよいかもしれない
- 首肩の痛み
- 自分の場合,頚椎が先天的に変形している上に,ほとんど癒着してしまっているので,首肩がコリやすく背中や腰も含めて痛みが出やすい
- 手術やICUで長時間同じ姿勢をしたせいか,非常に強い痛みが出てしまった
- 正直手術痕の痛みなんかよりも全然痛かった
- ドレーン抜き
- 血液や体液を排出するドレーン(管)を抜いて,孔を1針くらい縫う
- 普通に痛い
- まあこれは耐えるしかないかと・・・
入院持ち物
入院前に作っていた,持っていくものリスト
- 手続き類
- 健康保険証,診察券,保険会社請求用診断書,入院書類,印鑑,クレカ,筆記用具
- 衛生用品類
- 偏頭痛薬,耳栓,洗面用具(歯ブラシ,歯磨き粉,綿棒,石鹸,シャンプー,カミソリ),マスク,ハンカチ,ティッシュ,手拭きシート,除菌ウェットシート,タオル,バスタオル,風呂タオル,コンタクト,メガネ,メガネ拭き,メガネケース
- 衣類
- 室内履き(かかと付き),ハンガー,下着・着替え,羽織るもの,パジャマ
- 暇つぶし類
- その他
- ハンディ扇風機,ビニル袋
持っていかなかったけど,あるとよかったなと事後思ったもの
- 汚れてもよい服
- 入院中は体液や薬剤で汚れやすい
- 体が動きづらくても脱ぎ着しやすく,処置や看護を受けやすいよう前開きのものがよい
- ICUに持っていくものは全部名前書く必要があるので,名前書きたくない服は持っていかないほうがよい
- 入院用に使い捨ての安いものを買っていくと,帰りの荷物も増えなくてよいかも
- 温熱パック
- 自分のように頚椎に不安があったり首肩がコリやすい人は,温める器具を持っていくとよい
- 今回の入院では,病棟で温熱パックを温めて貸してもらえたので助かった
- 予備のバッグ・袋
- 入院見舞いで大きなものをもらって,帰りの荷物が増えることがある
- 拭くシャンプーみたいなの
- 風呂は毎日入れない
- 体は清拭してもらえても,髪はギトギトしてしまい痒みも出てしまう
- こういう髪用ウェットシートみたいなのを持っていくとよかった
- 鏡
- ドライヤはステーション貸し出しで,各病室で使う感じだった
- 病室に鏡がない場合もあると思うので,持っていくとよさそう
入院・手術費用
それぞれの場合でだいぶ変わると思いますが,参考程度に記載します.
※ 退院日が休日で後日会計になったので,確定したら追記します.
入院・手術に関して発生した問題
- 医療スタッフの情報連携
- 看護師をはじめとする病院スタッフが「○○を確認します」とか「○○を伝えておきます」とか言っても,それが実際に行われるのは60%くらいで,情報連携や情報共有が十分に行われていなかった
- ひどかったのが,家族が来た時に「医師が説明に来ます」「呼んであります」「まだ来ませんか」とか散々言われたのに,実際呼んでおらず,2時間くらい無駄に待つことになった
- 他の病院がどうなのかわからないけど,病院は基本的に横の連携がすごく弱いので,患者自らが積極的に音頭とったり調整したほうが,患者自身が損しなくて済む
- テープかぶれ
- 貼っているテープを手術翌日に剥がしに医師が来ます,と聞いていたのに来なかった
- その翌日も,そのまた翌日も結局どうするのか聞いているのに「確認します」でほったらかしにされた
- 結局退院時に剥がすことになったけど,テープかぶれを起こしていて,5x5cmくらい皮膚が剥がれたようになってしまった
- これも情報連携・情報共有の不十分さの弊害だったと思う
- 首肩背中の痛み
持ち物
にも書いた通り,頚椎が変形していて首肩が弱いので,非常に強い痛みが出てしまい,苦痛が強く,睡眠にも大きな影響が出てしまった- 退院時には持病の偏頭痛も起きてしまい,帰路が大変だった
- 首肩背中に限らず,同じ姿勢を長時間続けることで何か問題が起きそうな人は,対策を事前に考えておく必要があると思う
帰宅後に残存している課題
それぞれ,後日どうなったか追記します.
- 咳やくしゃみをするときの痛み
- 胸部(背中側)と鼠径部の傷に響く
- 術後からだんだんと痛みは弱くなってきている
- 鼻をかむときも同様
- 左手首うっ血
- 静脈点滴を抜いた翌日くらいに気づいた
- 左手手首が3x5cmくらいうっ血している
- 左手の指の痺れ
- 静脈点滴を抜いた翌日くらいから発生している
- 特に圧迫していないのに,親指から小指までランダムに突発的に痺れが発生する
- 5分くらいで治る
- 1日10回未満くらい
- 左手血管痛み
- 静脈点滴針を抜いた近くの血管が,手を動かす(屈曲・伸展する)と若干痛む
- 首肩背中の痛み
- 入院時ほどではないが,まだ継続して痛みがある
- 温熱パックでケアを続けている
- 目の見え方の違和感
- 目眩
- 立ったり歩いたりしていると目眩が起きる
- しばらく座って休む必要がある
- 頭痛
- 鈍痛が続いている
- 首肩の痛みに連動しているかもしれない
先月読んだ本と今月の読書予定(2019年8月)
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先月の読書実績
先月は試験勉強で何も読めなかった・・・.
今月の読書予定
新規・継続 | 本 |
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