ねえぶ

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技術士一次試験を受験してきました

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10/7(日)に国家資格である技術士の一次試験を受験してきたので,そのメモです.

受験した技術部門は情報工学部門です.

試験概要

私のレベル感

受験にあたっての不安

受験申し込み後にまず,何も勉強せずに去年の過去問をやってみました. その時の感想は,以下のような感じでした.

  • 基礎科目がかなり難しい(2群(情報・論理)以外)
  • 専門科目は80%の正答率だったけど,そこそこ不安もあるので勉強が必要そう
  • 適正科目は常識的に考えれば大体正答が導けたので,無勉強でもほぼOKなレベル

一番不安だったのが基礎科目の中の特に3群(解析)と4群(材料・化学・バイオ)で,問題文を読んでもさっぱりチンプンカンプンでした.(化学は高校序盤の時点で人生から排除していた・・・.)

ですが,技術士になるために必要なのだと割り切って,改めて中学高校レベルから学び直しを決意しました.

試験日までの勉強内容

約9週間の期間で以下のような勉強をしました.

試験後に振り返って,どのような勉強をしたらより良かったか

  • 過去問を重点的にやるとよい
    • 過去の試験でも過去問そのままや流用した問題がよく出題されていた
    • 実際今年の試験でも過去問の内容が散見された
    • 時間がなければ3−6年前くらいの過去問の内容を重点的にやると良さそう
  • 特定分野の深い学習はあまり試験に有用でない
    • 材料力学は興味もあったので,それだけで1冊読んだが,正直そこまでやらなくてもよかった
    • 過去問で出題された内容で使われる公式や考え方のみに集中してもよかった
    • ただし,試験に受かればそれでよいというわけでもないので,技術士として基本的な科学を理解するためには有用だった
  • 全く門外漢の分野は,捨てることも選択肢に入れてもよいかもしれない
    • 化学は周期表の2周期目まで言えるかどうか微妙なレベルだったので一から学んだが,これも試験対策というよりも技術士を目指す者としての資質の向上という点でやって良かったと感じている
    • ただし,特に化学については過去問の流用が少なく,知識問題なものが多いと感じたので,場合によっては捨てることも考えられる(個人的にはオススメしない)

当日の会場と受験者の印象

  • 30代以上の年代が多いように感じた
  • 女性比率は5分未満
  • 座席は受験者間に十分な距離が保たれていて,窮屈さは無かったが,椅子が固く座り心地は悪かった
  • 受験放棄(空席)はIPAの試験ほど多くなかった印象(受験費が高いからだろうか?)

試験内容の印象

  • 過去問の流用は例年通りにそこそこあり,微妙に自信の無かった5群も全問正答している確証が持てた(これが大きかった)
  • 今回適性試験が少し難易度が高かったらしく,Twitterでも適性試験で落としてしまったとツイートしている人が結構いたように思う(過去問には見られなかった判例に関する問題もあった(が,これはこれで不適格な選択肢があったらしく,受験者全員が正答扱いになった.正答の2ページ目参照))
  • 基礎科目にかなり苦手意識があったので,試験が始まった瞬間からかなり焦って進めてしまった
  • 参考書(A5)で過去問をやっていると,試験問題用紙の大きさ(A4)に戸惑う
  • びっくりしたのが解答用紙の回収方法で,受験者が試験室の入り口まで各自が持っていって箱に回収する形式だったが,持っていく途中で書き直す人が出たりしないのかと,不正防止の観点で運営に対して要らぬ心配をしてしまった

結果

10/15(月)に正答が発表されたので自己採点したところ,以下のような点数だったので,マークミスがなければたぶん合格していると思います(それぞれ50%以上で合格).12月の合格発表を確認するまで気を抜けませんが・・・.

  • 適性科目 11/15(73%)
  • 専門科目 21/25(84%)
  • 基礎科目 11/15(73%)

ただし,あくまで一次試験であり,合格してもこれでやっとスタートラインに立った状態なので,引き続き技術士を目指して頑張ります!

【2018/12/13 追記】

無事合格していました!